ポールの作による、ヘヴィロックナンバー。
アルバムを締めくくるのは、初期ビートルズやジョンを思わせる
ハードなロックナンバーでした。絶頂期5人WINGSでの最後の曲にも
なったこの曲は、洋上セッションでのレコーディングです。
ポールが弾くロックベースのリフで曲を引張り、ロックVocalも
強烈に印象を残します。大規模なツアーを終えたポールのVocalは
それ以前のものに比べて幾分ハスキーな感覚を残しています。
大胆なブラスセクションの挿入もあったり、ストリングスのオーバーダブ
も施されたりと、あらゆる手を尽くして音を厚く仕上げている印象です。
壮大なエンディングは、ポールの趣向でしょうか、ビートルズであれば
もう少しあっさりとしたアレンジで仕上げていたかも…と思わせます。